武器解説

武器のすべては極東亜細亜友愛財団の開発室が設計開発、製作をした。
燃焼抗体保持者である“おにころし”の抗体を効率よく鬼に流し込むために開発された武器であり、
そのため補助機器と呼ばれることが多い。
おにころしたちの用いる武器以外にもA-Re-743-βを混入した特殊弾丸も存在し、これは通常の拳銃などによって発射可能であるが、その効果は著しく低く、鬼に対して足止め程度の効果しかない。
A-Re-743-βは、鬼の体内のRe-743と接触することにより燃焼を起こすため、これら武器で攻撃された鬼は例外なく燃やされる。
開発室室長であり、命名者である嶋野悟郎のネーミングセンスには、首を傾げる関係者も多くいる。

鬼斬り刀(おにぎりとう)

使用者:和泉将明和泉刹

和泉将明、そして和泉刹が兄弟に渡って使用する武器。

かつて西望藤彦(さいぼうふじひこ)が使用していた、「胸突きドス」(匕首型の短刀)のデータをもとに開発された。
佐伯躍の旋風槍、神楽岡衣里の斬首鎌などといった、いわゆる「近接刃物系」に類する補助機器としては最新作であり、各種性能も後発故に高い。
普段は鞘に収められ、さらに竹刀を包むような袋に入れられている。
柄部分が燃焼抗体の受孔ユニットであり、そこから刀身の背中へ抗体は伝わり、最終的に刃の部分にまんべんなく塗布される。
そのため両刃ではなく、外見上は日本刀に近い。
名刀とまでは行かないが切れ味は鋭く、通常の断裁刀としてもじゅうぶんに役立つ。
鞘には腰に装着するための留金が付属し、居合いに適した仕様となっているが、これは初代使用者である将明の要求によって追加されたものである。


朱拳鋼(しゅけんこう)

使用者:凪憲次郎

凪憲次郎の使用する補助機器。

彼の拳闘能力を活かすべく開発された武器であり、文字通り赤い鋼鉄製のグローブである。
だが現代の拳闘用のものとは異なり、古のベアナックルで用いたものと同様の小型で薄い形状をしている。
そのため、指は自由に動かすことが可能。
掌部分まで覆われており、その内側に抗体の受孔ユニットがある。
片手のみでの運用も可能だが、憲次郎は如何なる緊急事態においても左右両方を装着する。


旋風槍(せんぷうそう)

使用者:土橋臥山→佐伯 躍

佐伯躍の使用する補助機器。

長い槍であり、一方に刃が取り付けられている。
柄の一部に受孔ユニットがあり、そこから刃の部分へ抗体が送られる。
棒部分の強度もじゅうぶんであり、牽制や打撃にも用いることができる。
また、おにころしの武器としては最初期に開発されたため、システムの軽量化がされておらず、かなりの重量である。
最初の使用者である土橋臥山(どばしがざん)の殉職後、佐伯躍に託されたが、その際にもリサイズ・軽量化はされていない。
腕力に欠ける躍は、これを全身の絶妙なバランスで操ることができる。


鬼捕り網(おにとりあみ)

使用者:永春くぐり

永春くぐりの使用する補助機器。

ワイヤーネットであり、グリップ部に受孔ユニットがあり、そこから網全体に抗体が塗布される。
殺傷用だけではなく、財団の研究素材として鬼を捕らえるための役割も担っている。
最後発に開発され、構造はもっとも複雑である。
広範囲にわたっての抗体塗布が必要であるため、おにころしの体力的な負担は大きく、本来くぐりが使用するはずではなかった。
普段は腕部装着したギプスのようなケースに格納されていて、
照準器によって狙いを定め、ケースの分解と同時に射出される。
朱拳鋼と同様、敵の体内への貫通は難しい道具であるが、そもそも鬼は皮膚が破れ、Re-743を含んだ筋肉部分が露出しているため焼死させるのに弊害はない。


大炎弓(だいえんきゅう)

使用者:天城舞子

天城舞子が使用する補助機器。

彼女の高い弓道の技能を発揮させるため、開発された。
開発初期においては、楠原隼人(くすはらはやと)が試験運用を担当していた。
矢に受孔ユニットがあり、そこから鏃(やじり)へ抗体が伝わる。
弓部が大型であるため、破壊力ある一撃必殺のころし道具であり、
電子照準器と舞子の腕も相まって確実な殺傷能力を持つ。
欠点は、接近戦においてほとんど役に立たないこと。
通常、舞子は五本の矢を携行して戦いに赴くが、物語が進むにつれ、その本数も増えていく。


斬首鎌(ざんしゅがま)

使用者:鏡野五月→神楽岡衣里

“首刈り娘”こと、神楽岡衣里が使用する補助機器。

鏡野五月(かがみのさつき)の殉職後、数年に渡り保管されていた。
二本ワンセットの手鎌。柄部分に受孔ユニットがあり、鬼斬り刀と同様に刃の背中部分より抗体が塗布される。
戦況によっては、投擲して鬼に突き刺すこともある。
身軽で速攻に長ける衣里にとって、小型の斬首鎌はまさにうってつけの武器である。

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